第8期を終えて


皆さんこんにちは。代表の船津脩平です。

実は最近、私の元に『天使』が舞い降りてきました。

そうです「父」になりました!当社は4月が決算月、皆様のご支援により好調な第8期を無事に終えることができ、5月から晴れて第9期に入ったわけですが、その5月初旬に私の長男となる脩平Jr.が誕生しました。最近、SNSやめたので、ここでオンライン初公開です。

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やばい!かわいい!何この愛おしい生き物!
この世にこんなにもキュンとする生物がいるの!
二十歳で引かれた線路を外れ、道なきみちを歩き始めました。それからというもの「自分」の生きる道ばかり模索し、独立、開業・・・苦労も苦労と思わず、夜中2時まで仕事・・・そんな「自分」「自分」で「仕事」「仕事」が人生の中心の「キングオオブ仕事人間」の私が、仕事なんてほっぽり出したいのです!笑

自分よりも、仕事よりも大切なものに出会ったのです。授かり物です。ありがとう。ありがとう。



仕事より家庭!仕事なんて早く切り上げたーい!笑
でも!
この天使のためにも「稼ぎ」は必要ですね。

・・・となると・・・!

「短い時間」で「稼ぎは維持向上」!
これしかねえですね!

つまりは『生産性の向上』をますます図っていくべし!
我が子のためにも(いや我が子と会いたい自分のため?笑)

今回のブログは、そんな「生産性」を上げましたって話でもあります。

さて、2023年4月をもって無事に第8期を終えまして、このブログを書いている本日7月4日現在は、先月末までに第8期分の全ての納税も無事に終え、8期を終えての会社の成績表でもある「決算報告書」もしっかりと出来上がって、第9期いよいよ本格始動!って感じの今でございます。



難しい舵取り

さて、前期第8期の振り返りをしてみたいと思います。

前期「第8期」は、2022.5.1〜2023.4.30の期間ですので、時代背景としては「コロナ禍」の終盤とはいえ、その真っ只中。今年2023年の春にかけて、コロナは第8波が徐々に終息、この後5月に医療制度において第5類に分類されることで、国としてもいわゆる「コロナ禍」は終了、といった時代背景です。

そんな中で、市場では「人手不足」や「コロナ鬱」さらにはインフレや円安、物資不足を背景とした「物価高」の大波が、ザッパンザッパンと押し寄せ、当社のような地方田舎都市の零細企業は、どこもグラングランに波に揺られ、生きてる心地がしないような経営環境の変化、また変化、そんな中に置かれているような1年でした。・・・もとい、コロナ禍ってずっとそんな感じですね(笑)

中でも、「人手不足」と「インフレ(物価の変化)」には、かなり悩まされた一年だったように思います。

①人手不足(募集をかけても応募が以前より少ない)
人がいない、ではどうすればいいのか?周囲の人争奪戦に打って出てその競争下で人を入れるのか、それとも別の道を探るのか・・・。その判断が難しい(結局どうしたのか後述ます)

②コスト高
人や物の仕入れ値の上昇によって、売値を上げてもいいものか?そのタイミングは?判断が難しい。

地域の「最低賃金」は上昇。さらに加えて人手不足によって、人員の奪い合いとなり、拍車をかけて地域のアルバイト時給相場が上昇しています。それも値上げの理由になるのですが・・・世の中、一般消費者の皆様にとっても物価高で、生活必需品の価格が高騰し、当社が扱うようなカフェやジムといった生活必需品以外に割ける可処分所得は減っている、つまり一般的に市場は「不景気」なはずなので、値上げは客数の大幅な減少につながる恐れがあり、その判断が難しい。



結果、売上アップ!経費はダウン!

そんな感じで、時代に翻弄されながら、どうにか「貫くべきこと」は頑なに貫き続け、「変えていいもの」は柔軟に変えながら、この1年も走ってまいりました。

その結果、第8期は
本業による「売上」が前期比で1.5%アップ!
本業による「経費」が大幅にダウン!(※スタッフ一人当たりの給料は大幅にアップさせた上で)
という結果でした。

売上はほとんど伸ばせていませんが、経費はぐんと下がって、売上が落ちていないことは、本当に立派だと思います。

これで、8期連続で、当社は売上を上げ続けています。一年たりとも、落ちたことがないです。コロナ禍でさえそうでした。2倍とかにはできないけど、いつも1〜10%程度というちょっとの伸びですけど、着々とここまで伸ばせてるのは、私も試行錯誤頑張りましたけど、各店舗に勤務する会社のみんなも不安な中でよく頑張ってくれたのだと思います。褒めてあげたいです。また、きっと私も知らないところで応援してくれているファンの方々やお世話になっている友人や業者さんたち、皆さんのおかげでこの結果があり、今があるのだと、ここで改めて感謝を胸に「ありがとうございます」と言いたい。



数字こそ真実。

期中は、売上が落ちてそうな気がしていました。伸ばせきれてない。きっと不安の中で、一生懸命に経営に向き合い戦っていたからでしょう。私にはちょっと心配性な面があるので笑

しかし、第8期を終え、数字がはっきりと背中を押してくれました。俺がやってきたことは間違いなかった、と。

よくやった。
よく頑張った。
自分を褒めてあげたい。

経営者とはプレッシャーを常に感じているものですよね。これを読んでくれてる方には、経営者の方や経営を志す方も多いものと思います。

正直、私は、いまこれを書きながら泣きそうな気分になります。今は昼で勤務中で、ここは職場ですから泣きませんが(笑)これが少しお酒を飲みながら夜一人だったら、きっと泣いてるわ。



まだまだこんなところじゃない。

実際、この不況下、コロナ禍でたった1パーでも伸ばせたこと・・・しかも経費を下げながら・・・それは生産性がぐんとアップしたことを意味します。正直、すごく嬉しいですよ。

ただ、嬉しいな〜と思った次の瞬間。私の奥の方から声がするんです。

「まだまだ、こんなところじゃないはず。」
「田舎侍で終わるつもりか?情けない」
「この程度じゃお山の大将だ。その程度ではないだろう?」

と!

この声は誰?笑

俺であり、俺でないような。

とにかく、自分の内なる声を大切に、私は「慢心せず、我が道をゆく」のみです。

第9期も、自分の頭でしっかり考え、周囲への感謝の気持ちを忘れずに、自ら汗水垂らして、頑張ります!押忍!

画像の説明

バイクとサンドバッグでととのえながら〜



何をやってきたか

ところで、第8期は実際には「何をやって」生産性を上げることができたのか、大まかな点とやってきた方向性を簡単にまとめてみます。

前期(第8期)の第1目標は『利益率アップ』だと絞って考えていました。第2目標に、余裕があれば『店舗を1つ増やす』でした。

目標には、通常は「売上アップ!」とか支店を増やす!とか新店舗を増やす!とか雇用を増やす!とか言いますよね。

私は、上記のように『利益率アップ』が最大目標。その理由としては、下記の2点が時代背景にあると分析していたから。

経営に強く作用する時代背景

  • (1)かなりの人手不足
  • (2)コロナ禍で売上アップは既存事業においては望めない。

これらを理由として、当社がとるべき戦略は『省人化を進め、かつ、売上を維持拡大する』会社組織づくりだと考えました。

実際、少数精鋭で店舗運営ができる店舗オペレーションシステムの構築を1年かけてどんどん実行しました。振り返れば、ここが最も力を入れた点です。それなりに投資もありましたが、既存事業を一部リノベーションする程度ですので、そこまで大きな投資は不要で、3人必須の店舗が2名で余裕に、2名必須の店舗は1名でも余裕に、という具合に、人員確保が難しい時代をチャンスと捉え、逆に「人員確保に頼らない店舗づくりのチャンス」と考え実行してきたわけです。その具体的な実施項目は、多岐に渡りますので、興味がある方は当店全ての店舗を利用してみてて「これもきっとそうだな!」と感じてもらえたら幸いです。

第2目標である、店舗を増やすことについては、実行はできませんでしたが、時代や状況を見てそれで正しかったと思っています。その代わり、何もしていないのかというとそんなことはありません。いつでも出店できるよう、新規出店計画の内容は店名やビジネスモデルなど、ほぼまとまっていて、3つの新店舗ビジネスがいつでも始動できる状況は作っています。

店舗を増やすことは、わかりやすくかっこいいです。ですが、人手不足においてタイミングを間違えると自社の首を絞めかねません。

言い換えれば、それだけ人的資源は大事ってことですね。

そう、AI等技術が進化し、省人化も取り入れやすくなっても、どれだけ省人化を進めても、人はやっぱり必要だし、人にしか出せない温もりや味わいはまだまだこれからも人気店舗に大事なファクターだと思います。AIが「ドラえもん」レベルまで進化したら別の話ですが(笑)

今回も、下手な長文を読んでいただき、誠にありがとうございました。

P.S
本業における稼ぎの話で、第8期で受け取った「補助金」を合わせると過去最高の収入となりました。補助金ゲットも楽じゃないけど、入金見たらありがたや〜ってなる!