コロナより怖いもの

こんにちは。船津脩平(フナツシュウヘイ)です。
いつも読んでいただき誠にありがとうございます。


コロコロ波は怖い



世はコロナコロナで、第5波だとか第6波だとか言ってますね。私がやってる経営、地方都市における、フィットネスや飲食店舗、ヘッドスパ美容室、レンタルスペース業など全4事業(計6店舗)も、そのコロナの影響で世の中で言われてるくらいは、それなりに負の影響を受けています。私が大好きなドラゴンボールに乗っけて「カメハメ波!」ならぬ「コロコロ波!」ですね。



コロコロ波を喰らって、弊社も全国の皆様同様、売り上げダウン、ってことです。

画像の説明




コロコロ波は支援の輪によって喰らっても倒れなかった



しかーし!コロコロ波は、今となっては弊社にとっては乗り越えられる壁でした。いやそりゃ色々大変でしたよ!!



もう一度言います。コロコロ波は大変でした!(今も大変です!)・・・でも、最大でも弊社の場合は、売り上げ3〜4割ダウンの月が何度かやってきたくらいですみました。業界業種によっては3割では済まされないところも多くあったことでしょう。それによって廃業やリストラ、こういったことも少なくなかったこの時代に、3〜4割ダウンの月があった程度は良いほうでしょう。



「3〜4割ダウンの月があった」というのは、通年で見れば、3〜4割もダウンしていない!ということですので。



また、社会全体の支援の輪とでも言いますか、国や自治体からの支援策等によりずいぶん支えられてた面もあります。地域にお住まいのお店のファンの皆様が、応援で購入してくださった面も多々あります。さまざまな支援のおかげさまで、コロコロ波は何度も喰らいながら、元気に今も生きています。




コロナよりも怖いもの、それは・・・



それと、コロコロ波を喰らって、弊社はさまざまなシステム面で強くなりました。ここでは詳細は割愛しますが、店舗オペレーション手法や経営手法自体の見直しを行い、挑戦的な姿勢でコロナ禍を悪戦苦闘したからこそ、得られたものも少なくないなと感じています。



タイトルにある「コロナよりも怖いもの」それは・・・経営の甘さです。経営が甘いと、会社はすぐに傾く。それは当たり前の話ですが、弊社もまた、まだまだ経営が甘いなと感じることが、このコロナ含む試練の時期だからこそ感じたことが多くありました。

経営の甘さの一つ、属人的経営。



弊社では、【属人的な店舗運営】(人に頼った店舗運営)はNG。これは創業当初から弊社が大事にしている店舗運営の考え方の一つです。【属人的な店舗運営】とは、簡単にいうと、「その人(例えばみんなに人気の店主)がいないと回らないお店づくり」ということです。それではダメだと。

弊社では、この属人的な部分をなくすために、創業当初よりさまざまな仕掛けや仕組みシステムで、随分その要素(属人的な部分)を排除してきて、今があるという背景があります。

それでも!そんな弊社でも、まだまだ、人ありきの経営だったなと感じる面がある、そう反省し、今なお改善していってるって話です。



ぶっちゃけ
即人的な方がお店は楽勝なんですよ。


確かに、
人気の店主さんがいれば、人気になります。
とても仕事の捌けるスタッフがいれば、人気になりやすい。
とてもアイデアマンがいれば、人気になりやすい。
調理がとても上手いスタッフとか、接客がすごい上手いスタッフとか。・・・その方がいるおかげで、お店がいい感じ!



でも
そんなことでは、人気店運営は、ダメダメです。
ってのが私の考え方。



もちろん、個性や個々の能力は重視します。賞与面や社内ポジションにおいて、とても重要です。

また、ある程度は、「個人」パフォーマンスってのもの無視できない。人は機械ではないので。繰り返しますが、個性はとても大事にします。ただし、その人が抜けたら売り上げがおちる、それではいけないって言いたいのです。

そうならない仕組みづくり、それが脱属人化ですね。



個人の存在に頼った経営は、その個人がいないと大きく傾くという、とても当然のリスクを持っており、経営として甘いと言わざるを得ない、こう考えています。



タイトルに書いた「コロコロ波」より怖いものとは、経営体質の甘さのことです。本当に怖いのは、コロナのような外部環境の変化ではなく、自社の経営の弱さに気づかないことだと考えます。




脱属人化のための人事異動



弊社では、今年の7月に人事異動をしました。1〜2年に1度、3ヶ月程度前に告知をして人事異動をします。現在7期目なので過去にも何度も人事異動をしてきました。



人事異動・・・簡単に言えば配置換えですが、小さい会社なりにいろんな仕組みを持ってまして、6店舗それぞれに役職(店長)があり、店舗にまたがる形で9つの部門リーダー職があります。これらについて、さまざまな要素を加味して異動させるわけです。



大きな組織では、人事異動は顧客やステークホルダーとの「癒着を防ぐため」などの予防策として行われることが多いと聞きますが、弊社ではもっとポジティブな理由です。まとめると


  • 人材育成(色々な店舗や事業部を経験させることで成長を期待)
  • 店舗の仕組みを磨く(属人的な要素の排除システム構築)



というところでしょうか。人を育て、店を育てるための人事異動。これが弊社の特徴の一つです。




人事異動させると、売り上げダウン(汗



人事異動をすると、売り上げがだいたい1〜3割程度下がります(笑)



いや、笑ってる場合ではありません!!
1〜3割下がるのですから!!( ; ; )
これはでかい!これは痛い!



なぜ、下がるのか?



それは、ズバリ、その下がった1〜3割が、属人的だったということでしょう。その部分を、分析し、店舗の仕組みに落とし込み、必要に応じて人材育成をする。もちろん、属人的にならない要素を、です。



このように、お店が磨かれ、人材育成の面でクルーが育つ。こうして、またうちの会社全体が成長する。そう考えているのです。下がった1〜3割は、まさに勉強代ですね!そう思って、粛々と改善点を見つける経営者的仕事を頑張るわけです。




コロコロ波の中で、果敢にも売上がダウンするであろう人事異動をする意味



何も、わざわざコロナ禍の今、人事異動しなくても!?



そう言われそうです。
確かに、それが無難でしょう。



でも、それをやってやる。やってのける。
なぜかって、それが、RELI.STYLEの経営だからです。



レッドオーシャンで、勝ち続ける企業へ。
経営を極めれば、きっとできる。
そう「攻め」の気持ちでこれからも頑張りたいと思います。



最後に、上記の流れの中で、人材育成をしており、その教材として『愛だよ、愛』っていう動画を作りました。もちろんうちのリーダー社員たちは閲覧済みです。よかったら、観て、チャンネル登録と高評価までよろしくお願いします!